私の推しは魔王パパ① 乙女ゲームのラスボス娘に転生したけど、平和的解決を望みます!
ラスボス魔王(予定)に転生!?バッドエンドを回避して平和的に過ごしたい!
平凡な女子大生だった私がプレイ中の乙女ゲームの世界に!?しかも主人公たちを苦しめる最凶最悪の魔王『ディアドラ』の幼少期の姿になってしまった!
「ないわー、ないない、ないでしょ。ありえない。なんで私が魔王になってんのよ」
ゲーム通りの展開なら、私は魔王となったのち、人間の町も村も国すらも焼き払い、人間を殺しまくり、残虐非道の限りを尽くして、最終的に聖女に倒されて死ぬことになる。それは色んな意味で嫌すぎる。絶対に避けたい。
いや、それどころか、偽物だとバレたら即魔族たちに殺されてしまうかも!?
だってここは、魔王が有罪だと判断すれば死あるのみ。強さこそ正義の魔族社会なのだから!
こうなったら、現魔王であるお父様と良好な親子関係を築き、魔王になるのを回避するしかない!
そう思った矢先に突き付けられた残酷な真実と、部下たちの裏切り。運命の歯車は容赦なく回り始める!
怖がりなのに最強のちびっこ魔王になった主人公と、娘を溺愛する不器用な魔王様、二人の魔王の物語が今始まる!
目次
一章 魔王は魔界を手に……入れたくない
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二章 救世の聖女と慈愛の聖者
書籍版特典SS
- 娘からのプレゼント
- 不在のライバル
- そんなルートは認めない!
著者からの一言
ご覧いただきありがとうございます。夏まつりです。大好きな悪役令嬢転生モノ・父娘溺愛モノ・ゲームライクな剣と魔法のファンタジーを自由に混ぜたらこうなりました。書籍版特典SSは3本、うち2本は父娘のほのぼのとしたコメディです。KISERU先生のイラストもとても素敵なので、ぜひじっくりご覧ください。
楽しんでいただけたら嬉しいです!
- 価格
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電子版 ¥1,200 小売希望価格(税別)
印刷版 ¥2,200 小売希望価格(税別)
- ISBN
- 9784295602354
- 判型
- 四六判(ペーパーバック)
- ページ数
- 258
- 発行日
- 2023年11月24日
⚪︎ キャラクター紹介
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ディアドラ
乙女ゲームのラスボス魔王の姿で目覚めた女の子気が付いたら魔王ディアドラの十歳時の姿になっていた。もとは日本の女子大生で、ラノベやゲームを好むライトなオタク。父を知らずに育ったため、『父親』という存在に憧れが強い。超のつく怖がりだが、毎日森に入っているおかげで、虫にだけはちょっと慣れた。月も星も見えないナターシアの夜が怖いので、明かりはつけっぱなしで寝る。
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グリード
人間と魔族の共存を願う、心優しき魔王ディアドラの父親であり、現在の魔王。常に無表情で無口だが、とても素直なお人好し。他人を信じすぎるところがあるせいで、不意打ちとだまし討ちにはめっぽう弱い。しっかりしてそうに見えて、かなりの天然。よくぼんやりしているが、周囲からは『思索にふけっている』と誤解されがち。
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ジュリアス
記憶力抜群な、魔王の側近魔王の配下、五天魔将の一人。ゲームでは攻略対象で、キャラクター紹介ページには『魔族一の切れ者』と書かれている。幼い頃に父親から聞かされたグリードの話が格好よく脚色されてすぎていたため、グリード激推しに育った。グリードファンの同志に対しては突然評価が甘くなる。
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ザムド
強いやつが大好きな、ディアドラの友だちディアドラの強さに憧れている男の子。すぐに戦おうと言うわりに、本人のレベルは高くない。ゲームではディアドラに次いで強く、五天魔将の座についていた。考えることは苦手。いつもニコニコしているが、ディアドラに冷たくされると、たまにしゅんとする。
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ザークシード
斧を振り回す重戦士魔王の五天魔将の一人で、ザムドの父親。声も身体も大きな気のいいおっちゃん。とてもおおらかなので、魔王城の壁を壊してしまおうがディアドラに服を焦がされようが気にしない。三児の父で、子どもたちが何かやらかしたときは鬼パパになって叱る。
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カルラ
脚で戦う女性武闘家五天魔将の中では唯一の女性。フィオデルフィアで人間に化けて行商人をし、ナターシアに食料などの物資を流している。誰にでも歯に衣着せぬ物言いをするが、特にグリードとザークシードには遠慮がない。説教スイッチが入ると誰にも止められない。
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カリュディヒトス
トラップ魔法が得意な老人元五天魔将の一人。魔法陣への造詣が深く、トラップ魔法やステータス異常を体に刻み込む魔法が得意。グリードの下についていた頃は、罪人に対する処罰を担当していた。前に出て戦うことは好まず、魔法陣や毒の探究にいそしむ研究者タイプ。
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リドー
破壊と略奪を好む、漆黒の双剣使い元五天魔将の一人。略奪も無抵抗の相手をいたぶるのも、強い相手に挑戦するのも好き。ある意味、最も魔族らしい性格をしている。腰に剣を二本さげているが、普段は一本しか抜かない。本気で戦いたいときだけ二本目を抜く。斬る時の感触が好きなので、魔法は目くらましくらいにしか使わない。
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ルシア・ユルハ
天真爛漫な未来の聖女乙女ゲームのヒロイン。ゲームでは聖女だったが、まだ覚醒していない。誰にでも心を開く、社交的な少女。恋愛スキルの低い鈍感で、幼なじみのトゥーリからの好意にはまるで気づいていない。料理は壊滅的に下手くそだが、本人は人並みにできると思っている。
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ニコル・オリビエ
人のために戦う聖職者攻略対象の一人。十七歳の若さで司祭に任じられており、ゲームでは『慈愛の聖者』と呼ばれていた。人間には優しく、常に穏やかに笑っているが、魔族や魔獣には冷徹。小柄で童顔なため、実際の年齢マイナス五歳くらいに見られることが多い。とてもまじめで融通がきかない。
⚪︎ 著者プロフィール
夏まつり
楽しそうな催しがあれば飛んでいく祭好き。夏祭りで好きな屋台はベビーカステラ、好きな花火は線香花火。『ワクワク』と『楽しい』を糧に日々を生きている。初めて小説を書いたのは小学校の自由学習ノート。就職と同時に筆を置くも、創作の楽しさが忘れられずに出戻り。最近は寝る前に、幼児二人と即興の物語を作って遊んでいる。
⚪︎ イラストレータープロフィール
KISERU
東京都在住のフリーランスイラストレーターです。コミカライズ作画やキャラクターイラスト、装画などを手掛けています。
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