2023年05月27日
新シリーズ「ピアノの悪魔と恋する剣士①」キャラクター紹介です。
ピアノの悪魔と恋する剣士①
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呉島 勇吾(くれしま ゆうご)
「ショパンを弾くなら恋をしろ?キモっ!」とうそぶく悪童ピアニスト
ピアニスト。五歳の時、ハンガリーのブダペストにてフランツ・リストのピアノ・ソナタでデビュー。以後プロ奏者として、主にEU圏で演奏活動を行いつつ、ヨーロッパ中のジュニア・コンクールを席捲。バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、中でもバッハ、ベートーヴェン、リスト、プロコフィエフについて高い評価を得る。
無軌道かつ烈しい気性の持ち主で、幼少期から喧嘩が絶えない。十歳のころ演奏中の野次に対し、客席に中指を立てて応じたことで、多くのコンクールやコンサート・ホールから出演拒否を受ける。以後、富裕層のサロンを中心に演奏活動を継続しつつパリ国立高等音楽院第二課程を修了。十五歳の春から日本の互恵院学園高等学校に入学。
「筋金入りの甘党」を自認しており、カスタード系のスイーツを好んで食べるが、最近のマイブームはキャラメル。
篠崎 寧々(しのざき ねね)
内気だが決して諦めることができない剣道少女
互恵院学園高等学校に通う一年生。剣道部に所属し、段位は二段。内気で恥ずかしがり屋な性格だが、一八〇センチを超える長身(本人は一七九センチを自称)と、驚異的な身体能力を武器に、中学時代は県内の剣道女子を恐怖のどん底に陥れた。
しかし、中学最後の試合で膝の靭帯を故障。以来、怪我自体は完治するものの精神的な不調に苦しむこととなる。本来は、優れた体格と強靭な脚力を活かした飛び込み面が得意。
両親と姉の四人家族に暮らす。大学生の姉とは特に仲が良く、朝は姉が美容室で買った高いワックスをつけてもらうなど、甘え上手な一面も。甘いものが好きで、生クリームと果物の組合せに全幅の信頼を寄せる。
平坂 マユ(ひらさか まゆ)
剣道部員の一年生で、勇吾に好意を抱く。小学生のころから寧々とは何度も対戦しており、ライバル心を燃やす。強い闘争心を持ち、それに見合う努力を惜しまない一本気な性格を持つ一方、好きな男子には見事なソプラノを使い分けるなど打算的な一面も。動物が好きで、ミニチュアダックス二匹を溺愛している。
酒井 駿(さかい しゅん)
勇吾と同じクラスのバスケット部員。入学早々レギュラーとしてポイント・ガードをつとめる。視野が広く、人間関係においても優れたバランス感覚を発揮し、周囲のムードをやわらげる緩衝材として機能することをある程度自覚している。五人兄弟の真ん中で、母方の祖父母を含めた大家族に暮らしている。
阿久津 ルカ(あくつ るか)
互恵院学園高校三年生。高校入学以来、校内の不良を一掃し、『互恵院学園の王』を名乗る。喧嘩に明け暮れ、複数の女性と関係を持つなど、身体性を重視する一方、読書家でもある。社会規範や経済的合理性にとらわれず、自らの意志によって行動する者だけを『人間』と呼ぶ独自の哲学を持っている。イモムシが嫌い。
柴田 真樹(しばた まき)
クラシック音楽事務所の社員で、勇吾専属のマネージャー。極めて高い営業力を持ち、勇吾の演奏が富裕層向けビジネスとして成り立っているのは彼女の手腕によるところが大きい。また勇吾の生活について、家事一切を取り仕切って献身的に世話をする一方、彼の前でだけは持ち前の口の悪さを遺憾なく発揮し、たびたび激しく衝突する。焼肉が好きで特に牛カルビを好むが、一人焼肉には抵抗がある。
ピアノの悪魔と恋する剣士①
〈あらすじ〉
〝ヴィルトゥオーゾ〟
──卓越した演奏技巧の持ち主を称賛し、時には技巧への偏重にかすかな批判の響きを込めてそう呼ぶ。
幼少期から突出した演奏技巧を持ちながら、取り巻く欲や悪意と戦い続けてきた天性の〝ヴィルトゥオーゾ〟ピアニスト、主人公・勇吾。
彼は事務所の指示でしぶしぶ日本の高校に入学、その獰猛な性格から登校初日に上級生とトラブルになる。
一方、同じ高校に通う剣道部員の寧々は、中学最後の大会で不戦敗を喫して以来、心の傷に苦しみ、闘志を燻らせながら戦う勇気を持てずにいた。
ふとしたきっかけで出会った二人は、互いの胸の内を明かし合い、深く共鳴する。
寧々の竹刀に闘志が宿り、勇吾のピアノに心が宿る。
──闘志と音楽でつながる攻撃的ボーイミーツガール・ストーリーストーリー、開演!
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